出産奮戦記後期(コロッキーとチビッキー編)

出産奮戦記前期 (サリー・ミルキー編)
出産奮闘記中期(ビッキーとピンキー編)

マッキンビーの全出産記録

サリー(@ジャッキー・ナナ・インディ)Aビッキー・エルガー・ミロ)Bシルキー(0)

ミルキー(Cクッキー・ガク・銀次・グリ)(Dチビトト
さくら)(Eミッキー(0))
ビッキー(Fチビ・コロ
・ミホ)

ピンキー(Gピノ・シェル・ソロ)

チビッキー(Hブラッキー
・ジュリー・翔)

コロッキー(Iファンキー・ユズ))

マッキンビーもいよいよ新時代を迎えています。ある時期からドッグショーには
参加していませんが、その最大の理由は、自分の繁殖犬は自分で評価することに
したためです。ショーの世界は、その華々しさとは逆に、犬たちにずいぶんと負担を
強いるものです。勝てばブリーダーとハンドラーの名誉、残念ながら負けてしまえば
犬のせい、晩ご飯もヌキなんて光景も見かけたことがあります。
当時はかなり期待させてくれたビッキーが、引退後に産んだコロッキーとチビッキーですが
その優れた点、劣る点も重々承知している中で、やはり次世代に繋げていきたいと思います。

コロッキーの出産2012年12月
コロちゃんのお相手は、ピンキーの息子のピノ君です。
同じ時期に生まれた二匹はいじめっ子といじめられっ子の幼少時期を
持ちますが当人達は覚えているんでしょうかね!(笑)
胎児がレントゲンで確認できるほどの妊娠月数になって検査の結果、また
逆子のようです。その段階では、生まれてくるまでにはまだ日がありましたので
なんとか頭から落ちるように産道に入ってくれるような位置に収まることを
期待したのですが、直前の検査でも相変わらず逆さまのままなんです。
このままだと、足から出てくることになります。さらに追い打ちをかけるように
予定日よりも遅れていました。結果、陣痛が起きて出産が始まりましたが案の定
産道入口にあごの辺りをひっかけているんでしょうか!?30分たっても
でてきません。そんなこともあろうかと待機していただいていた獣医さんにより
緊急帝王切開手術です。第一子は残念ながら救えませんでしたが
あと二匹が無事に元気に取り上げられました。犬は安産だと言いますが
最近の我々にはとてもそうは思えません!
その2匹はお乳の飲みも良く、順調に育ってくれました。
ファンキーとゆずちゃんです。

チビッキーの出産2013年6月
当時、小樽で一時代を築いた、ダイナマイトケンネルさんの手による直輸入
ビーグル犬テーラーの子であるサリーちゃんは、マッキン伝説の爆裂ビーグル犬
です。その爆裂遺伝子を、最も色濃く受け継いだチビッキーの番が巡ってきました。
サリーちゃんの出産の時もそうでしたが、その時期が近づくと、その表情が劇的に
晴れ晴れと明るくなってくるのです。なぜかわかりませんが、この一族は
本能的に気分が高揚してくるようです。いつものように、超音波から始まって
レントゲンへと検査は流れて行きましたが、やはり今度もやや逆子気味です。
これまでは、生まれた子が残るのも去るのもその子の運命であり、その流れに
逆らうことは積極的には行わないという、師匠の教えを守ってきましたが、
今回だけは一匹も取りこぼすわけには行きませんので、基礎体温が下がった
あたりから様子を見て、獣医さんのところに駆け込んで、その見守りの中での
出産を敢行しました。頼まれたらイヤと言えないタイプのセンセイのちょうど
お休みの日だったというのも幸いしました。センセイごめんなさい!(笑)
それは大成功でした!かなり時間がかかってしまいましたので、みんなで徹夜と
なりましたが、そろそろこれは陣痛促進剤を使ったほうがよいかもという
深夜にとうとう始まりました。しかし、逆子を一気に引き抜く技はサスガの
一言です!おかげさまで3匹と母犬も順調に行きました。やれやれです。
これが、翔くんとジュリーちゃんとブラッキーです。


出産奮闘記 後記
もう十回以上出産を経験してきましたが、最初の頃が一番なんのトラブルもなく
生まれてきてくれたように思います。最近では、毎回のようにしんどいのですが
でもそのためにもう懲りごりと思ったりしません。ただ、子犬を待っている方が
いらっしゃる時は、期待に応えねばというプレッシャーはかなりのものです。(笑)
なにがどうなるか、出てきてみなければ全くわかりませんので、湧き出る不安は
キリがありません。昔は、生まれて残った中からお好きなのをどうぞ〜!
・・・的でしたから気楽なモンだったんですね!(笑)

我々ももういい歳ですので、おそらくは今回が最後になるような予感がします。
今までうちから巣立っていった子犬達が、幸せに暮らせますように
日々祈っています。よろしくお願い致します!